神々の王アレスは、魔族を封印するために己の力をすべて捧げ、六つの種族に千年の繁栄をもたらした。
その代償として、各種族の女王たちと千年の婚約を交わす。しかし、千年後、待ち受けていたのは感謝ではなく、裏切りだった。
五人の女王はアレスを偽りの神と罵り、一方的に婚約を破棄。あろうことか、世界を守る封印さえも破壊しようとする。そんな中、唯一約束を守り続けたのはエルフの女王だけだった。
やがて封印が崩れ、恐るべき魔族が解き放たれる。
世界が再び絶望に包まれる時、女王たちはようやく気づく。自分たちが見捨てた男こそ、世界を救える唯一の存在だったことに――。